除夜の鐘を聞く  2008年12月31日公開

色々とあった一年も何とか終わりまでこぎつけられて、本当に正直ホッとしています。
私にとって今年のハイライトは、なんといっても原油価格の一気な高騰でしょう。
詳しくは7月のNo.5 ”脱・石油”に書いた通りですが、
結果は予想に反して年末に向け価格のこれまた一気の下落で落着。
しかし実は、私はこのままで終わるとは少しも思っていない・・・
だから気を抜かず、次なる”時”に向けて、更なる”脱・石油”を重ねてゆくつもりだ。

それにしても

この石油価格下落を招いたアメリカ発の金融恐怖は、
世界をとんでもない方向へと導いた。
ここで詳しく説明する必要も無い程に、連日のニュースでその実態が報告されている。
結果我が国内も大変だが、しかし世界の特に貧しい国々の人々の暮らしは今、
報道の範ちゅうを越えるレベルの悪化の一途で──、
毎日のあらゆる無残な死者の数は聞くのも恐ろしい程だろう・・・

年末にイスラエルは

ガザに空爆を開始。
事情は色々だろうが、数百人もの女子供を含む死者が連日生まれているのに、

 

世界は、アメリカは非難声明を出しただけ・・・
実際、各国今はそれどころではない自国内の
山積する問題で、いっぱいなのか・・・。
こんな大量の死者が出ても何もしない世の中、
世界が当たり前の様に成ってゆく事に、
私は実に心配している。
経済の悪化は、人間生命存在の危機にイコールだ。

そうなれば強い者は弱い者を犠牲にし生き延びようとする。 これは歴史の常。
今、武器も十分に使えない弱い国の日本は、組みやすい侵略しやすい国と、
世界列強の目に映ってはいないか・・・

私は苦しくなった某国が、いつかオホーツク海沿岸から我が国へと侵攻し、
北海道が、ここ湧別が制圧されてしまうのでは・・と本当に心配しています。だって、声明を出すだけで世界は、ひょっとすると日本政府も何もしてくれないのだから・・・。ま、少々考えすぎだろうが・・・
しかし実際、隣り町の公衆風呂で出会う外国人の傍若な振る舞いに
私の想像はふくらむばかりなのだ。
だから田母神幕僚長の発言は私には笑えないのだ・・・

その昔

日本も不況景な時代はいくらでもあった。
そんなとき、北海道の収入の少なかった近所の農家や漁師の家長たちは
家族を残し、止むなく都会へと出稼ぎに行ったものだ。しかし昨今の不況は、その都会での仕事をも無くしている。
”明けない夜は無い” というが、”長い夜” も十分に予想できる只今・・・
そんな中で終わりを、年の瀬を何とか無事迎えられた事に心から感謝できるし、

何より、世界がこの地球が、平和であり続けて欲しいと、やはり強く心から願うばかりなのです。
そして一日も早く”海水から真水を”、その水で平等で自由な作物を、
そしてその”水で新エネルギー”を創り出し、争いの少しでもない世界の地球の平和を願い、
一年最後の眠りに着くものです。

オイオイ! 格好良すぎないか・・

と言われそうですが、私は何を隠そう
あの映画「ローマの休日」以来、
”オードリィ・ヘップバーン” の大ファンで、
あの聡明で美しかったヘップバーンが、

晩年を世界平和のために身を捧げ、
老醜をさらしながらも世界の貧しい国々、
特に子供たちに向けて
最後までその手を差し伸べ続けた事実に
私は深い深い感銘を受けた一人です。

すばらしい人間だ・・・と。

そして今、自分も少しでもそのオードリーの爪の先にでも近づきたいと
しかし今は只、平和を願っている一人なのです・・・。

そうですやはり何事も、祈らなければ願わなければ始まらない事ですから・・・・ ハイ。

さて、2009年は一体、世界にとって、日本に、私に、皆様にとって
どんなサプライズが待ち受けているのでしょうか・・・ グッドラック!